こんにちは!おしゃべり建築士です!
今回の記事では住宅の外構計画のひとつブロック塀やフェンスについておはなししていきます。
これから庭の計画をされる方、老朽化したブロック塀が庭にある方にぜひ読んでいただきたい記事になっています。
危険なブロック塀
みなさんは平成30年、大阪北部地震で通学中にひとりの女の子が、倒れたブロック塀の下敷きとなり、亡くなった痛ましい事故をご存じでしょうか?
過去の地震においてもブロック塀の倒壊による痛ましい事故は多発していましたが、この地震では、地震による直接の死者(建物の倒壊など)が0であったため地震とブロック塀の危険性について世間の関心を集めました。
これを機に全国の自治体にてブロック塀の一斉調査や、個人所有のブロック塀の除却の補助金が手厚くなりました。
あなたの家のブロック塀、どうしますか
さて、ここであなたの自宅に視点を戻しましょう。
敷地の境界線に背の高いブロック塀はないですか?
目隠しとしてブロック塀を計画していませんか?
フェンスで十分じゃないですか?
重厚なブロック塀(特に左官工事で立派に装飾した)は格好いいですよね
でもそれの格好良さってあなたを始めとする、ブロック塀に近づく人への危険を冒してまで死守したいものですか?
外構業者は建築のシロウトが多い
【外構業者は建築知識0のシロウト業者】が非常に多いです!
ブロック塀って建築の法律によって構造が定められています。なぜ定められていると思いますか?答えは前述したように万一の際、倒壊の恐れがあるからです。場合によっては専門的な構造の計算が必須となるようなケースもあります。
しかし無知な業者は平気でブロックを積んだだけの塀を築造します。
いざ完成してしまえば、鉄筋の有無や鉄筋の太さ、緊結の方法などは闇の中です。
また、本来築造してはいけない場所に築造し、後々行政(区役所、市役所)と法律違反によりトラブルになるケースもあります。
こんなときいい加減な業者ほど逃げます。
大手ハウスメーカーも及び腰な外構
大手ハウスメーカーで家を建てたのに、駐車場や門、塀を全然違う業者が施工することが多々あることをご存じでしょうか?
大手メーカーの施工では予算が合わないからという場合もありますが、ハウスメーカー側から外構工事は断りを入れてくることもあるんです。
それほど難しい工事が外構という工事であることを頭の片隅に知っておいてもらえれば幸いです。
さいごに
いかがでしたか?
分かりにくい内容の外構工事ですが、住宅計画の際、この記事を思い出していただけると嬉しいです。