こんにちは!おしゃべり建築士です!
今回は住宅のバリアフリー化のリフォームについておしゃべりしていきます!
わざわざ住宅をバリアフリー化して意味があるのか?
手ごろで効果のあるバリアフリー工事が知りたい!
こんな悩みや疑問をお持ちの方におすすめの記事です!
健康寿命って知ってますか?
みなさんは『健康寿命』って言葉、聞いたことありますか?
超高齢化社会に突入している日本にとって
寿命以上に大切なのが、この健康寿命なんです。
この健康寿命。簡単に説明すると元気でピンピンしている年齢のことです。
寿命が長くてもこの健康寿命が短ければ、お子さんやお孫さんを
はじめとした各種介護に頼った生活になってしまう可能性もあります。
『人生を自分らしく生きるため、いつまでも健康にいよう。』
こんな考えが今日本中で広まってきています。
生活の基盤は住宅です
さて、『健康寿命』については上で述べた通りですが、この健康寿命と住宅のバリアフリー化リフォームがなんの関係があるの?
と、思った方も多いのではないでしょうか?
実はこの健康寿命に大きな影響を与えるのが、みなさんが普段お住まいの住宅なんです。
住宅に段差を始めとした不便な箇所が多ければ、住宅内を動く機会が少なくなるように思いませんか?
また、冬場に住宅内で、部屋ごとの温度差(たとえばリビングと洗面所)が大きければ、血圧の上昇を促し、様々な疾患のきっかけとなってしまうケースもあります。
このように、いつまでも元気で活動的になることを、生活の基盤である住宅が担っています。
バリアフリーのバリアとは?
みなさんはバリアフリーってどんなことをイメージしますか?
段差の解消をすることですか?
手すりを付けることですか?
バリアフリー工事とは、いくつになっても家の中を使いやすく、ウロウロしやすくする工事のことを指します。
この『バリア』には段差やドアの幅などの物理的な障害の他にも、温度差や明るさなどの非物理的な障害も含まれています。 照明を明るく、物が見やすいものに交換したり、廊下や洗面所が寒くないようにすることも立派なバリアフリー化です。
簡単バリアフリー工事
ここでは簡単にできるバリアフリー工事を紹介していきます。
玄関の段差解消
一般的に玄関は玄関土間から40cm程度段差があります。
式台と呼ばれる置台を半分の高さである20cmくらいの高さで設置することで昇降がラクになります。
手すりの設置
段差や廊下に手すり棒を取り付ける工事です。移動や昇降の補助となるように設置します。手すりは必ず柱や構造用合板に取り付けるようにしましょう。テキトーな位置に取り付けるとネジがしっかり効かず、手すりに体重をかけた時、落下する恐れがあります。
照明器具をLEDに交換
家の電球をLEDに交換することは、年配の人にとって非常に助かるバリアフリー工事となります。
それはなぜか?
LEDの寿命は10年程度と非常に長く、交換の必要がないからです。
また、LEDの寿命とは蛍光灯の寿命と違い、いきなり電気が消えることはありません。
年々灯りが暗くなっていき、寿命と呼ばれる10年後には、新品の70%程度の明るさとなります。
さいごに
いかがでしたか?
バリアフリーって思ったよりも裾野が広いと思いませんか?バリアフリー=大きな改修工事とは限りません。
みなさんも手軽にできるバリアフリー工事を考えてみてください。