こんにちは!おしゃべり建築士です!
今回はキッチンの換気扇(レンジフード)のリフォームについてお話ししていきます。
レンジフードは煙とともに油分を排気する設備ですので、レンジフードが変わると日々のお手入れの手間が激減しますよ!
レンジフードの換気の種類
レンジフードにはいくつか種類がありますので、まず紹介していきます。
プロペラファン
昔ながらの羽根が回るタイプの換気扇です。排気量が多く、ほかの形状に字比べて安価なことが特徴です。外部に面する壁に取り付ける必要があります。
排気パワーが小さいので、外部の風に影響されます。
また、羽に油が付きやすく掃除が大変です。
シロッコファン
プロペラを使わず、コマのような形状の換気扇です。ダクトを用いて排気を行うタイプです。排気のパワーが強く外部の風の影響を受けにくいです。
ターボファン
シロッコファンに似た形状の羽をもち、排気量、排気パワーの両方が優れた換気タイプです。
運転音が大きいことから、近年用いられることが少なくなってきました。
レンジフードの形状
レンジフードの形にも特徴があります。この形状によって、お手入れ手間が大きく変わりますので参考にしてください。
ブーツ型(フード型)

ガバッと煙を覆うような昔ながらの形状です。
『値段が安い』以外のメリットが浮かびません。
薄型(スリム型)

逆Tの字型やL字型の形状です。
調理の煙を整流板と呼ばれる板を経由して排気します。
油汚れのほとんどが整流板に付着するため、日々のお手入れはこの板をふき取るだけです。
ぼくのオススメはこの形状です!
スリム型レンジフード交換のメリット
- 排気能力UPにより煙を逃すことなくしっかり調理の煙を排気できる
- お手入れが簡単になる
- キッチンの上部空間がすっきりする
- レンジフードに搭載の照明も変わるので明るくなる
レンジフード交換で困ること
プロペラファンからシロッコファンへの交換をする場合、外壁にあける穴の大きさが変わります。
プロペラの場合、30cm角ですが、シロッコファンの場合直径10cmのダクト穴だけでよくなります。
30cm×30cmの穴が、10cmの円だけでよくなるので、残りの部分をどうや手埋めようか。となってしまいます。
穴をふさぐ専用の部材もありますが、余計な出費となりますので、業者さんがお持ちの耐水の板材(サイディング板や金属板)などがあれば、その板を使って補修してもらいましょう。
リフォームはこのようなちょっとしたトラブルがたくさん発生しますので、経験豊富な業者さんに依頼したいものです。
さいごに
レンジフードはコンロと連動機能がある商品もあります。
また改めてコンロのリフォームと合わせて紹介していきますね!