こんにちは!一級建築士のおしゃべり建築士です!
今回は建築の基本である図面の紹介をしていきます!
住宅の新築やリフォームの際に目にする図面ですので、図面の見方とどういった意味を持った図面なのかを知っておきましょう。
平面図
建物内部を平面的に表した間取り図です。
階数ごとに間取りが作成されます。
一般的に床から1m程度の高さで水平カットされた部分を表示します。
この平面図を元にして、給排水管、電気配線、ドアや窓といった開口部が描かれます。
配置図
敷地と建物の位置関係を示す図面です。
敷地と道路の関係、敷地や隣地との高低差が記されています。
駐車場スペースの計画や外構、植栽計画まで記載した敷地の情報に特化した配置図を外構図と呼ぶこともあります。
立面図
建物を東西南北の四面からみた外観図です。
屋根の形、勾配、窓の位置など実際に建築される建物の外観を見ることができます。
断面図(矩計図(かなばかりず))
建物内部の上下方向の空間を把握するための図面です。
部屋の天井高さや床下、天井裏の寸法が記されます。
断面図をより詳細に描き、壁、屋根、床といった建物を構成する部材の材料などを示したものを矩計図(かなばかりず)といいます。
大きな断面図のイメージですので、リカちゃんハウスのような建物を縦にスパッと切り開いたような図面です。
仕上表
屋根、壁を始めとした建物の部材ごとの材料を記した表です。
外部仕上げ表や内装材仕上げ表があります。
業者さんと打ち合わせして決定された材料が次々と記されていきます。
柱、梁といった構造材料についても記載されていますが、一般的にハウスメーカーごとに標準仕様書と呼ばれるベースプランがあります。
マイホームを考えたらまず図面に慣れる
マイホームを考えたら展示場やモデルルーム、スーモなどの相談カウンターに足を運ぶことになると思いますが、あわせて図面にも触れておくことが大事です。
ハウスメーカーの営業マンは図面、特に平面図をもとに打ち合わせを行っていきます。図面を見てどんな間取りか、どれくらいの広さがあるかを、やんわりとでいいので想像できるようになることが、大事です!
慣れない図面でもイラストタッチの間取り図であれば楽しく眺めることができます。
図面を読んで最高の家づくりをしましょう!