こんにちは!一級建築士のおしゃべり建築士です!
普段は建築士として働きつつ、時には一級建築士の学科講師、ときにはYouTubeで資格講師としてあくせく働いる私が二級建築士試験の製図試験についてお話していきます。
わたしのYouTubeチャンネルでは二級建築士を始めとした資格の【学科試験の独学】対策を発信していますが、製図試験はどうすればいいか。という質問を非常に多くいただきます。
さらに学校に通う場合、どこの学校がいいのかという話題もありますよね。
この記事を読んでいただくことで、製図試験に取り組む姿勢。本当に通学が必要か。などが分かります。
ぜひ最後までお付き合いください。
独学でもなんとかなる学科試験
学科試験は学校にお金を落とさず、自力で頑張ってパスする!
という方が非常に多いのが二級建築士の学科試験です。
一級建築士より簡単なんでしょ?
じゃあなんとかなるかも。
そんな安易な考えで独学で取り組まれるかたも多いです。
実際、独学での学科試験合格者は数多くいますし、学科試験合格請負人のわたしとしてもその通りだと思います。
過去問さえやっていれば二級建築士の学科試験は受かります。
1人では苦しい製図試験
一方、製図試験はどうかというと、
独学ではかなり厳しいです。
でも無理ではありません。
製図の独学が困難な理由は
①圧倒的な課題不足
②なにがダメか把握しずらい
③モチベーション維持とスケジュール管理が困難
の理由からです。順番に解説していきましょう。
①圧倒的な課題不足
独学で製図対策を行うとすると製図対策の参考書を購入して取り組むことが一般的かと思いますが、この参考書が曲者です。
市販の参考書や課題集ではその年の試験課題に沿った4~5問の課題が掲載されており、それらに取り組むこととなりますが、実はこの課題量、圧倒的に合格には足りません。
総合資格や日建学院などの2大巨頭の学校では、製図試験日本番までに、10~15もの課題に取り組むこととなります。
この中には受験生にやる気に発破をかけるための、解けるわけない激ムズ問題も含まれていますが、一般的に独学組(課題5問くらい)の3倍の取り組みをしていることになります。
差は付いて当然ですよね?
②なにがダメか把握しずらい
次にダメの把握ですが、ある意味これば一番致命的です。
製図試験にはある程度ルールがあり、そのルールから逸脱すると減点という減点方式の採点がされていると言われています。
●●を忘れていると3点減点。
〇〇に抵触すると5点減点。
☆☆に抵触すると即失格。
というように項目によって減点内容があります。
独学で製図の学習を進めていくと、このなにがNG行為かわからず必死な努力を続けることとなってしまいます。
真っ暗な暗闇の中、あっているかも分からない方向に走り続けるのはかなり不安ですしストレスを感じます。
③モチベーション維持とスケジュール管理が困難
資格スクールに通うと当然一緒に授業を受ける仲間?ライバル?がいますよね。
このライバルたちが日々努力していますので、学校をサボらない限りモチベーションを維持せざるを得ないでしょう。これが1つ目のメリット。
また試験当日までどのようなスケジュールで、どの時期までにどの程度できるようになればいいか。スケジューリングを学校側が示してくれますので、くらいついて行けばなんとかなります。
一方、独学の場合、このペースでテストに間に合うのか?といった疑問を抱きつつ机に向かうことになりますので、かなりストレスになりますし、場合によってはテストに全く間に合っていない可能性もあります。
おすすめの学校
ここまで読んでいただき、独学はやめておきます。と思われた方に学校の紹介とその特色について触れていきます。
総合資格学院
二級建築士の資格試験合格なら、2級建築士資格指導のエキスパート「総合資格学院」。 (shikaku.co.jp)
・建築士系学校の最高峰。
・合格率No1
・50万円前後と金額高い
金額に有無を言わず、絶対受かりたいなら総合資格の門をたたきましょう。
ただし、50万円支払った後も強化講座やなんとか講座と言って
結局10万円くらい追加があります。
日建学院
2級建築士|合格を目指すなら日建学院 (ksknet.co.jp)
・建築系学校の最高峰 その2
・総合資格学院と変わらない合格率
・40万円台後半とちょっと総合資格より安い。(ほとんど変わらないけど)
こちらも受講後の追加がある。(総合資格より若干マシな金額)
こちらも金額を気にしない人向け。
TAC
建築士|二級建築士 設計製図本科生(2021年合格目標)|資格の学校TAC[タック] (tac-school.co.jp)
・通信教育に定評がある学校
・合格率はそこそこ
・モチベーションを維持できるなら選択肢としてアリ
・20万円弱と上記2校の半額以下!
ハウジングインテリアカレッジ(HIC)
・努力して合格を掴みたい人向け
・二級建築士ならここが最安値(10万円ちょっと)!
・わたしのザ・オススメ学校!!
学校の選び方
学校を利用しようかなという方は、以下の決め方を参考にしてみてください。
お金は仕方ない!とにかく受かりたい!
⇒総合資格か日建へ。
二級建築士の場合、どちらも大きく変わりません。
通学できそうな方の門をたたきましょう。
あとはひたすらカリキュラムをこなすだけ!
お金を掛けたくない。努力でカバー!
⇒HICでひたすら努力しましょう
学科試験の学習のときのモチベーションを維持できるのであればHICがオススメです。
必要最低限の内容とリーズナブルな金額!
二級建築士の製図試験のわたしのオススメはこのHICで学びつつ、市販の課題集にも取り組むことです。
やはり安いは正義です!
※一級建築士はHICは取りあつかいなし。
無駄に一級建築士に注力していない点も個人的には好みです!
独学の方
独学用のテキストなどは順次紹介していきます。
さいごに
いかがでしたか?
二級建築士の合格には必ず通学は必要ありませんが、予算によって、モチベーションによって最低限の学校へ通うことは大事かと思います。
非常に大事なことなので足を止めて考えてみてください。