こんにちは!『一級建築士』おしゃべり建築士です!
今回の記事では、近年徐々に設置する家が増えてきた『不在時宅配ボックス』についてお話していきます。
これから住宅計画をされる方以外にも、宅配ボックスに興味をお持ちの方やすでにご自宅をお持ちの方にもぜひ読んでいただきたい記事になっています。
宅配ボックスとは
宅配ボックスとは、宅配物を受取人不在の際に、代わりに受け取ってくれる宅配専用の大型ポストです。
宅配業者は、宅配ボックスに荷物を投函し、宅配ボックスに内蔵された印鑑で受け取り印を押します。住人は帰宅後専用のカギを利用して、宅配ボックスから荷物を回収します。
この宅配ボックス。なにがいいって、めっちゃ便利です。
日本全国の家庭に、一家に一台当たり前にあってもいいんじゃないかと思うくらいに便利です。
宅配ボックスの普及状況
近年、通販サイトの利用者の増加や共働き世帯の増加により、不在時でも宅配物を受け取れる宅配ボックスに注目が集まりつつありますが、まだまだ普及しているとはいいがたい現状です。
都市圏内の大型マンションなどでは、エントランスの集合ポストの一画に、宅配用のボックスが併設されていることが多いですが、戸建ての住宅では、ポストは当たり前にあっても、宅配ボックスまで設置しているような家はまだまだ見かけません。
一部大手メーカーの建売住宅などでは、玄関ドアにポストと宅配ボックスを内蔵した玄関ドアを標準装備にしたりと、徐々に認知度は高まっている感じです。
宅配ボックスのメリット・デメリット
それでは宅配ボックスを利用することのメリットとデメリットを確認していきましょう。
メリット
・宅配物が不在でも受け取れるので、商品到着に自分の生活が左右されない
宅配の到着時に自分が家で待機する必要がないので、宅配についてストレスフリーな生活を手に入れることができます。
デメリット
・導入に費用がかかる
・宅配ボックスがあっても、受け取りができない場合がある
宅配ボックスより大きい荷物の受け取りや、冷蔵物、サインが必須な荷物、すでに宅配ボックスに荷物が入っている場合などには、荷物の受け取りができませんので、不在通知書がポストに投函されることになります。
設置費用
宅配ボックスの普及を妨げているのが、この費用です。
本体が6万円、施工費が2~3万円で合わせて8~9万円程度の費用がかかります。
ほとんどの自治体では宅配ボックス設置への補助金はありませんので、この費用がまるっとかかります。
便利なのは間違いないのですが、10万円弱の費用はなかなかハードルが高いですよね。
さいごに
いかがでしたか
費用対効果が見えにくいため、なかなか手を出しにくい宅配ボックスですが、この費用の効果はあるとわたしは思います!
特に新築住宅を検討している方は、住宅本体の費用が大きいため、ハウスメーカーにサービスとしてできないかと、お願いしてみるなど色々方法がありそうな気がします。
世の中のすべての家に宅配ボックスが付く日を楽しみにしています笑