こんにちは!『一級建築士』おしゃべり建築士です!
今回のテーマは住宅のネット環境について。
毎日YouTubeを視聴したり、オンラインゲームに精を出したり、サブスクサービスで映画を視聴している若者世帯は別として、仕事を引退した親世帯(60代以上)にネット環境は必要か?
という問題を考えていきたいと思います。
結論『固定回線はいらない』
まず結論から。
ほとんどの引退した親世代にはネットの固定回線は不要です。
若者であれば、身の回りの様々な電子機器がインターネットにされているご時世ですが、親世代ではそんな電子機器は多くありません。
そもそも親世帯では、どんな電子機器がインターネットに接続されているのかを確認していきましょう。
家でネット回線に接続するもの
親世帯がネット接続しているものを確認していきましょう。
・スマホ
のみの場合が多いです。
docomoやソフトバンクといったキャリアとの契約金額を安く抑えるため、通信容量を2~3GB程度に抑え、ネット環境はWi-Fiに依存している場合が多いように見受けられます。
場合によってはパソコンも接続しているかもしれません。
でもそれだけです。
この使用状況って、本当に固定のネット回線が必要でしょうか?
親世代のネット使用環境
スマホとパソコンのみネット接続をする環境であれば、スマートフォンのデザリング機能だけでことが足りると思いませんか?
※デザリング機能とは、スマホ本体をネット電波の発信源として、パソコンなどのネット機器を接続し通信を行う機能。
スマホのデザリング機能だけでネット環境が十分な場合、月5000円程度支払っている固定回線を解約するということも選択肢としてアリになってきます。
子供のための固定回線契約
以外に落とし穴なのが、親世帯が固定回線のネット契約を継続している理由のひとつに『子供や孫の帰省時のネット接続用に』というものがあります。
ほとんど使用していない個人使用や、固定解約なんて考えたこともなかったという人もはもちろん解約検討の余地がありますが、意外に子供、孫といった普段回線に接続することのない人たちが、親の世帯の固定費を保持させてしまっている場合がありますので、一度話し合ってみましょう。
テレビと電話
さて、ネットの固定回線の解約が視野に入ってくると、同時に考えなければならない問題が2つあります。
テレビと固定電話です。
テレビも固定電話もネットを介して接続されている場合、安易にネット解約を進めてしまうと、生活に支障をきたす問題となりかねないので注意が必要です。
テレビは物理アンテナを設ける。固定電話は解約やアナログ回線への切り替えの必要がないか事前にチェックをしてあげましょう。
さいごに
仕事を引退した親世帯にとって、毎月の固定費が削減されることは、非常に大きな希望になります。
安心して老後を過ごしてもらうためにも、ご両親と一緒になって家計の見直しを積極的に行っていきましょう。