今ある床下点検口を床下収納庫にしたいけど、収納箱を買ってきて、はめ込むだけでいいんでしょ?
こんな疑問にお答えします。
床下点検口に収納箱は後付けできません
床下点検口に収納は後付けはできません。
床下収納と床下点検は外観もほぼ同じですが、点検口用の枠には収納箱を設置(引っ掛ける)するための出っ張りが付いておらず、箱を後付けすることができません。
簡単に取替えできるかな。と考えているかたがいたら考えを改めてください。
収納箱を買ってきても取付できません!
工事前であればまだ間に合います!
あとから収納箱を検討している方は特に注意
床下点検口問題で特に注意してほしいのは建売住宅を検討している方です。
見学の時点ですでに点検口が取り付いてしまっていますので、どうしても床下収納庫が必要な場合は、購入前に床下収納庫への取替えをしてもらえるか確認してみましょう。
ちなみに、ハウスメーカーの営業担当者でも皆さんと同じように箱を用意すればいいだけだと勘違いしている方が結構多いので確実に枠ごとの取替え念押ししておきましょう。
床下点検口を床下点検口にするには
床下点検口に収納箱を取り付けできないことはすでにお話ししましたが、それでは点検口を収納庫に変身するためには何が必要となるのでしょうか。
答えはかんたん。
点検口の枠ごとの交換が必要となります。
同一メーカー、同一サイズの枠であれば既存の枠を取り外し、新たに床下収納庫用の枠を取り付けることになりますが、細かな調整が必要となる場合もありますので、DIYなどでの交換はあまりオススメできません。
うまく取り付けができたとしても、収納庫が宙ぶらりんになってしまい後の破損の原因となったりします。
また、点検口のフタには床材と同じ材料が使用されていますが、その材料をそのまま綺麗に使用できるかも怪しいところです。
点検口の下に収納ボックスを設置してみる
ここでは工事をせずに床下点検口を床下収納庫モドキとして活用する方法を紹介していきます。
住宅のフローリングの高さは地面から45cm程度が一般的ですので、コンクリートブロックなどですこしかさ上げをしてあげましょう。
その上にホームセンターで安価に販売されている、コンテナボックスを置いてみるのがいいと思います。
ここで注意してもらいたいのは、床下の状態です。
床下は土ですか?コンクリートですか?
コンクリートで施工されている場合、地面からの湿気対策は考えなくても大丈夫なケースが多いですが、土や砂利の場合は、湿気に強いボックスを用意する必要がありますので注意しましょう。
※通常コンテナボックスは樹脂製のため湿気に強いはずですが…
さいごに
いかがでしたか?
点検口を収納庫に交換するのは簡単ではないことをご理解いただけたでしょうか?
これから工事にかかる方はいまのうちに対策を講じましょう。
すでに完成されているかたは、枠ごと交換するのか、簡易な収納箱を設置する程度にするのか見当してみてください。
ー参考ー床下点検口・収納庫の新設