リフォーム

外壁塗装が必要な理由をプロの目線から紹介します

こんにちは!おしゃべり建築士です!

今回は『外壁塗装』について紹介したいと思います。

外壁塗装って必要?

よく外壁塗装って聞くけど、そもそも塗装って必要ですか?

なんのためにするの?色を変えてるだけなの?

これ、よく聞かれます。

まず基礎の基礎。『外壁塗装が必要?』というギモンの答えから

絶対に必要です!

外壁塗装を怠ると外壁の劣化だけでなく、住宅の骨組みである柱や梁といった構造躯体にもダメージを与えることになり、結局おおきな出費になる危険もあります。

外壁塗装を怠るとなにが起きるのか

前述したとおり、外壁の塗装を怠ると単に外壁の劣化だけでなく、

雨が壁の内部に侵入することによる柱などの材の腐れ、シロアリによる被害、ゴキブリなどの害虫の発生など様々な被害が発生する可能性があります。

外壁塗装の費用を怠ったばかりに、後々に多額のメンテナンス費用が発生…

なんてこともありますので、ご注意ください。

そもそも外壁塗装とは?

そもそも外壁塗装とは、建物を紫外線や雨から守る外壁材(外装材)をコーティングし劣化防止を目的に塗膜を外壁に塗装する工事です。

工事の工程としては、外壁を水で丸洗いし、コーキング(目地材)を打ち直し、下塗り、中塗り、上塗りの工程を行います。

実は外壁を守るだけでなく【雨が壁の中に侵入するのを防止】するのも大きな働きのひとつです。

どんな頻度、タイミングで施工する?

おおむね10年を目途に。

と、言われますがまずは外壁を触ってみてください。

チョークのような粉が手についたり、コーキングと呼ばれる窓まわりなどの目地材がボロボロになってきていれば、外壁の塗り替えやコーキングの打替えのタイミングです。

とりあえず外壁は触ってみて手が汚れたら…

目地のコーキングは目視してボロボロになっていたら…

ということですね。

どんな材料がいいの?

住宅の構造や立地状況によって適した材料はさまざまですが、僕は微弾性という少し伸び縮みする特性を持った材料をオススメすることが多いです。

フッ素やセラミックといった高価な材料もありますが、高価な材料を使うよりも年数回でいいので、家のメンテナンスするよう心がけたほうがよっぽど家は長持ちします。

高耐久性の塗料には、宇宙に打ち上げるロケットの遮熱、断熱のために使われるような塗料もあります。

このような材料には家を守るだけではなく、夏に日差しの熱を遮るような省エネの効果も期待できます。

金額の目安は?

僕の経験では標準的な2階建ての住宅で足場の工事を含んで70~80万円くらいがよくある相場かなと思います。

ただし、家の大きさや使用材料にもよるのでひとつの目安として考えてください。

工事するときの注意点は?

外壁工事のワンポイントアドバイスは、コーキングの打替えについて。

コーキングは家が動いたときに隙間を使って衝撃を吸収し、外壁や窓の破損を防いだり、隙間をうめて雨の侵入をストップする効果があります。

が、誤った施工をすると、そもそもが雨漏りの大きな原因となります。

その誤った施工とはコーキングの背後に背面とコーキングの接着を防ぐ材料を入れること。専門的には3面接着を防ぐといいます。

契約の前には、工事業者さんに3面接着について質問してみましょう。ちゃんと答えられる業者さんでしょうか?

また、工事中コーキングを打つ前に後ろに3面接着を防ぐ材料があるか確認してみましょう。

ABOUT ME
おしゃべり建築士
もともと住宅がすきで建築の世界へ。 在学中リフォームの奥ゆかしさを知り、ベンチャーリフォーム会社へ。 トップ営業マンかつ建築士として活躍していたが、何となく飽きてしまい 建築材料を極めようと材料卸へ! そこそこ活躍できるようになったところで、退職し一級建築士として様々なアドバイザー活動を継続中