こんにちは!おしゃべり建築士です!
近年照明器具に関してLED製品が一般的に多く使用されるようになってきましたが、みなさんは照明器具から発せられる光の色の違いについてご存知ですか?
今回は意外と奥深い照明の色についてお話しせていきます。
光源の色とは
住宅用の光源(照明)には大きく分けて2つの種類の光があります。
それは昼光色と昼白色です。
この2つの光には以下のような特徴があります。
昼光色
昼間の外のような明るくくっきりとした光です。白っぽい色をしており、代表的な照明器具としては事務所や学校にあるような蛍光灯があげられます。
昼白色
もう1つは夕方の夕陽のような暖かみのあるオレンジの光です。
夕陽の色以外にも白熱灯が該当し、スーパーの魚や肉のコーナーによく使用されています。
光と人間の生活
光は我々の生活リズムに密接に繋がっています。ここでは光の特性と人間の生活リズムについて確認していきましょう。
明るい光(昼光色)とともに活動する
古来から人間は太陽の明るい光とともに活動をしてきました。
蛍光灯のような明るい照明は脳を活性化させ、仕事や勉強モードのスイッチを入れる効果があります。
また、この明るい光の下では人の感覚は鋭くなります。
夕陽の暖かで落ち着く
夕方になり空から夕焼けに染まってくると、人の脳は休憩のモードに入ります。
ゆっくりするときは照明の明かりはオレンジががった暖かい光が必要です。
また、この暖かい光の下では人の感覚はボンヤリと鈍くなりなすくなります。
住宅照明と生活
これまでにお話しした光と人の生活を考えるとどのような照明計画が好ましいのか考えていきましょう。
キッチンとダイニング
キッチンでは昼光色(白)のライトを、ダイニングでは昼白色(オレンジ)のライトを使用しましょう。
鋭い感覚で料理を作り、ほわっとした感覚でご飯を食べる。これで胃袋を鷲掴みです!
リビング
リビングでは集中するケースとゆっくりするケースが混在しますので、昼光色と昼白色を切り替えられる照明がおすすめです。
寝室
寝室はゆっくりできる空間を演出するため昼白色(オレンジ)のライトを採用しましょう。
さいごに
いかがでしたか?
照明の色ってあんまり気にしたことがない方も多かったと思われますが、この記事を参考に素敵な住宅ライフを考えてみましょう!