こんにちは!おしゃべり建築士です!
今回はリビングや廊下のフローリングのお手入れ方法についてお話ししていきます。
最近のメーカー製フローリングには、ワックスがけは厳禁
よく間違ったお手入れをされている方で、フローリングにワックスがけをしている方がます。
近年のメーカー品のフローリングには防汚コーティングという汚れを弾く塗装が施されており、ワックスは不要とされている商品がほとんどです。
つまりメーカー品のフローリングのほとんどはお手入れは必要ありません!
逆にワックスをかけてしまうと、防汚コーティングによりワックスがボロボロと剥離し、とても汚くなってしまいます。
自宅だけでなく、賃貸住宅でも業者の知識不足により、ワックスをかけてしまい退去時にワックスの補修費用を請求される!
といったケースもありますので注意しましょう。
ワックスが必要なフローリング
ワックスがけが必要なフローリングももちろん存在します。
それは、無垢材を使ったフローリングです。
無垢材には防汚コーティングが施されていないものが多く、木の表面の色味をよく見せたり、防水・防汚の観点からワックスが必要となる場合があります。
無垢材のフローリングを採用する場合、フローリングに施された塗装の種類やお手入れの有無をしっかり業者さんに相談しましょう。
無垢材フローリングにおすすめのワックス
ワックスというと学校の床に施すようなものを想像される方が多いですが、実際は様々な種類があります。色をつけるもの、傷を防ぐための硬質なもの、定期的にお手入れが必要な自然素材のものなど千差万別です。
その中で僕が特におすすめしているのが、ミツロウワックスです。
ミツロウ(蜜蝋)とは?
ミツロウとは、ミツバチが巣を作るときに分泌するロウのことで、保湿効果に優れており肌にも身体にも優しい無添加の素材です。
このミツロウを木材用に精製したものが、ミツロウワックスとなります。
ミツロウワックスの効果
ミツロウは浸水性(木によく染み込む)、撥水性(塗ったあと水を弾く)、透過性(透明度)に優れているため、木材の質感をそのままにとても優れたフローリングを作り上げてくれます。
気が向いたときに塗ってあげることで、フローリングの木材がイキイキとし、マイホームにますます愛着が湧くこと間違いなしです!
ミツロウワックスの選び方
ミツロウワックスは様々なメーカーが出品していますが、メーカーごとに正直そんなに差はないと僕は感じます。
商品のグレードよりもより長く定期的にお手入れをする方が大事ですので安価な商品で十分です!
↓これくらいの価格帯の商品で十分です↓
さいごに
今回の話をまとめると。
1)メーカーもののフローリングにはワックスを塗らない方がいい商品がたくさんある
2)無垢材のフローリングにはワックスが必要なものが多い
の2点です。
商品によってそれぞれのお手入れの方法は異なりますので、工事の引き渡しが終わったらしっかりメンテナンス方法を業者さんに確認しましょう