こんにちは!おしゃべり建築士です!
今回は外壁に生えたコケの除去方法を紹介していきます。
コケが生える原因
外壁にコケが生える要因は、大きく分けて2つあり、そのふたつの条件がそろった外壁にコケが生えてきます。
ふたつの要因とは(コケの胞子の付着)と(適度な日光)です。
ここでは、このふたつの要因について解説していきます。
コケの胞子の付着
そもそもコケ発生は、外部からコケの胞子が風に乗ってやってくるところから始まります。
風で運ばれた小さなコケの胞子が外壁材料に付着して根を張ります。
ここで注意してほしいのは、太陽光で外壁の汚れを落とす《光触媒》や雨などの水に反応して汚れを落とす《親水性能》を持つ外壁材料であっても、その僅かな表面の凹凸にコケの胞子は付着してしまうという点です。
高価で高性能な自浄作用のある外壁を選んだからといって、表面に付く汚れとは異なり、コケの被害を防げるわけではありません。
適度な日光
植物であるコケの生育には日光が必要です。
それも適度な日光です。
その証拠に1日中直射日光があたるような南面には、コケは発生しにくいです。
反対に適度に直射日光があたり、日陰もできやすい東面、西面、北面では一般にコケが育つ環境が整っているといえます。
コケの対処法
コケが生えてしまった際の対処法ですが、パッと思いつく方法として、『ブラシでこする』『高圧洗浄で洗い流す』『コケ駆除剤を使う』などがありますが、僕は外壁のコケ駆除剤を使う方法以外、良い方法はない
と考えます。
この除去方法のメリットとデメリットは以下の通りです。
ブラシでこする
外壁の洗浄にはタイヤ洗車用ブラシがオススメです。
このブラシでこすると汚れやコケが落ち見栄えは綺麗になりますが、目に見えないコケの細胞が残ってしまうため、しばらくするとまたコケが生い茂ってきます。
またブラシの長さには限度があるため高所への作業も困難となります。
高圧洗浄器で洗い流す
家庭用高圧洗浄機をお持ちの方はこの方法が思いつくかと思います。たしかに汚れとともにコケを落とすことができ、ブラシとは違い目に見えないコケの細胞についても洗い流せる可能性が大いにあります。
ただし、高圧の水流で外壁を洗うことによって外壁の防汚性能を保持するための表面コーティングまで落としてしまう恐れがあるためオススメすることはできません。
コケ駆除剤を使う
外壁特有の光触媒や親水効果を損なうことなく、コケを根本から除去することができます。
使い方は簡単でスプレータイプの場合、コケに直接吹き付けます。
希釈タイプの場合、必要量希釈し塗装用のローラーなどで直接コロコロと塗り付けていきます。事前にコケの除去は不要で、コケの上からコロコロでOK!
唯一のデメリットは、外壁の真下で花壇などを設けている場合、除去液が花壇に落ちないようしっかり養生する必要があります。
駆除剤は要するに、植物の枯れぐすりなので取り扱いには要注意です!
下記で紹介するコケ専用の除去液は、外壁メーカーの集合体でもある日本窯業協会でもコケ対策として推奨されています。
また2階など高所のコケに対しては、塗装用のウールローラーと高所用伸縮棒を活用することでラクラク施工が可能です!
コケ除去のおすすめ商品
外壁のコケ対策におすすめの商品を紹介しておきます!
アルタン 30 SECONDS ワンステップ・スプレー・クリーナー 1L
30セカンズ ワンステップ・スプレー・クリーナー 2L(5倍濃縮)
uxcell 2xウールペイントローラーブラシ 家庭用壁画処理用 ハンドルとトレイ付き
TRUSCO(トラスコ) 伸縮継ぎ柄 2メートル TES2000
さいごに
いかがでしたか?
外壁にコケや汚れが付着していると一気に古めかしい家に見えてしまいます。
たまには大事なマイホームのお手入れをしてあげませんか?