こんにちは。おしゃべり建築士です。
以前外壁塗装について記事を書きましたが、屋根の塗装について聞かれることも多いので、書いていこうと思います。
屋根の種類について
屋根の塗装は屋根材によって必要なもの、必要でないものに大別されます。昔ながらの瓦屋根は塗装は必要なく、カラーベストやコロニアルと呼ばれる材料は塗装が必要です。
初期費用の観点や、屋根荷重の観点から屋根の材料検討には様々な要因がありますので、まずは自分のおうちの屋根の種類を確認しましょう。
屋根の塗装工事の費用
屋根の塗装工事は単純な塗装の費用だけを考えると10万円〜工事ができる工事ですが、
実際には足場を組む費用などその他の費用がかさむ為、25万円〜が現実的な金額になる工事です。また、屋根だけでなく、外壁塗装や雨戸、雨樋といった複数の工事を同時にすることが進められるため、屋根だけで工事をする人はまずいない!といっても過言ではないでしょう。
屋根の塗装について
さて、おうちの屋根がカラーベストやコロニアルだった方は、続けてこちらも目を通して頂けるといいかと思います。
屋根の塗装は外壁塗装と同じように屋根材を守るために施工します。が、無知な業者にゆってテキトーな施工を行うと雨漏りの原因となりますので、業者選定が非常に重要となります。
また、屋根材の下にはルーフィングという防水材が施行されていますが、この材料の交換も考慮して塗り替えではなく、屋根の葺き替えを検討するとこも大切です。
屋根工事でまず考えること
僕は屋根工事でもっとも大切なことは、そもそも葺き替えではなく、塗り替えでいいのかを考えることだと思います。
外壁にも同じことが言えますが、屋根はより防水という機能をみたとき、重要な役割を与えられています。
表面の塗装が綺麗になったとしても、下地の防水材の劣化状況によっては、失敗したリフォームになる可能性もあります。
外壁塗装のついでに〜や塗装専門の会社からおいしい提案があるかもしれませんが、まずは葺き替えという工事も頭の片隅に置いておいてほしいです。
屋根の塗装工事で大切な工程
無知な業者に頼むと雨漏りなど大変なことになるとても大事な工程があります。
それは縁切などと呼ばれる、塗装後に重なり合った瓦通しに中に入った雨水を逃す通り道を作ってあげる工程です。
詳細は『屋根工事 縁切』で検索をしてもらえるとわかりやすいものがでてくると思います。
縁切が不要の材料を使った屋根工事もあるので、縁切をしてない=施工不良ではないので注意が必要ですね。
さいごに
屋根塗装の工事のオススメアドバイスは屋根に塗る塗料の色です。
塗料の種類によって断熱効果や自浄効果が変わってきますが、同じ値段、効果の塗料でも熱を吸収しやすい色か、反射しやすい色かによって室内の温度が異なるケースがあります。
個人的には高反射率の材料を使ってほしいですね!