こんにちは!おしゃべり建築士です!
洗面所やトイレ、キッチンなど水や湿気に晒されている部屋の壁や床が痛まないか心配。
水回りにはどんな材料を使ったらいいのか知りたい。
水に強い材料ってあるの?
今回の記事は、こんな悩みや疑問をお持ちの方におすすめです。
水回りの部屋の壁、床は傷みやすい
水回り室、とくに洗面所はお風呂場からの水気にさらされやすく、壁、床が水気や湿気によって腐朽(濡れて腐る)しやすい場所です。
では、この洗面所を水に強い部屋にするにはどうすればいいでしょうか。
方法は2つです。
壁、床の下地を水に強い材料にするか、直接水に触れる表面を水に強い材料にするか。です。
壁や床の下地を水に強い材料にする
下地を水に強い材料にすることで、水気を含んでしまっても家自体が傷みにくくする方法です。
具体的な対応方法は床、壁でそれぞれ以下の通りです。
床の場合
床下地に用いる合板を、『特類』と呼ばれる水に強い材料とします。
この特類とは、合板を構成する接着剤に耐水性能に優れたものを使用した商品です。
水がかりや湿気によりぶよぶよになるのを防ぎます。
壁の場合
壁の下地に用いる石膏ボードを耐水石膏ボードに変えてあげましょう。
その名前の通り水に強い石膏ボードのため、水が多少かかってしまってもボロボロになりません。
表面の仕上げ材に水に強い商品を使う
そもそも表面を水に強い材料で覆うことで、水気による家への影響を防ぐ方法です。
水に強い代表的な材料はそれぞれ以下のとおりです。
床
クッションフロアーや塩化ビニルタイルが該当します。もちろん樹脂製や塩化ビニルでできた材料のため、水には強いです。
また、近年では耐水コーティングが施された水回り用のフローリングも各メーカーから登場しています。
壁
水に強い壁の仕上げ材はビニールクロスです。ビニールクロスと書くとまがまがしい感じがしますが、一般的に用いられる壁紙のことです。
壁紙は水を通しにくく壁を水気から守る働きがあります。
壁紙の中でもさらに耐水性能に優れた商品もありますのでチェックしてみてください。
一般的な住宅での水回り室の仕様
近年の住宅建築の洗面所などでは、上で述べた下地と仕上げ材両方の対策を講じていることが一般的になってきています。
新築やリフォームの際には、洗面所をはじめとする水回り室の水対策について、どのような対策が講じられているか確認または、業者さんに尋ねるようにしましょう。
さいごに
下地に関しては材料費の差額は1万円もいかないようなものです。
後々の快適なマイホームライフを送るために妥協しないようにしましょう!