こんにちは!おしゃべり建築士です!
今回はニッチなテーマ『階段リフォーム』についてお話ししていきます。
意外!階段のリフォーム
みなさんは、階段のリフォームって考えたことありますか?
クロスやフローリング、トイレやキッチンのリフォームを考えることはあっても階段のリフォームを考えることって普段ないと思います。
いつか役に立つかもしれない…笑
そんな階段リフォームを考えるタイミングやその方法についてみていきましょう。
階段リフォームを検討するタイミング
階段リフォームを考えるタイミングは、基本的にお家の全面改装をするときや、廊下のフローリング張替えをするときくらいです。
その理由はとして皆さんの想像通り、階段工事は非常に大掛かりな工事となることがあげられます
階段リフォームのメリット・デメリット
もちろん階段工事にもメリット・デメリットがあります。
ざっと以下の通りです。
『デメリット』
《工事が大掛かりなものになる》
階段を触ることによって、工事の範囲が大きくなり工期も長くなります。
《工事中階段が使えなくなる》
階段工事中は階段が使えなくなるため、上の階を利用する場合、ハシゴなどの利用が必須となります。
『メリット』
《綺麗になる》
言わずもがな綺麗になります。笑
《昇降しやすい階段に変えられる》
工事の範囲によっては階段の形状を変更したり、勾配を変えることができます。
昔の階段は急勾配なものが多いので、勾配を緩い階段にすることで一種のバリアフリー工事となります。
階段リフォームの種類
実は階段のリフォームには2つの種別があります。『階段の掛け替え』と『リフォーム階段』です。それぞれどんな違いがあるのか確認していきましょう。
『掛け替え』
文字通り階段を掛け替える工事になります。
今ある階段を解体し、新しい階段を取り付けます。上のメリットで述べた形状や勾配を変えることができるのは、掛け替えのときだけになります。
『リフォーム階段』
もうひとつの方法がリフォーム階段です。
今ある階段の上から表面が化粧処理された薄い板を階段の踏板や側板に上貼りしていき、見栄えを綺麗にする工事です。
もちろん既存の階段の上から工事をするので、形状や勾配を変えることはできません。 こちらは大規模な工事とまではいかないので、比較的短期間(1〜2日)で工事が完了します。
工事期間
階段の工事期間は掛け替えとリフォーム階段でそれぞれ以下のようになります。
『掛け替え』
階段の掛け替えだけの工事はなかなかありませんが、3日〜が目安でしょう。解体や細かな作業を考えると階段形状によってバラバラです。
『リフォーム階段』
こちらは概ね2日〜となります。
細かい切り貼りを行いますので細部が入り組んだ階段の場合、より工期がかかります。
工事費用
階段の形状や勾配の変更などによって一概には答えにくいですが、掛け替えで50万円〜、リフォーム階段で15万円〜が目安になるかと思います。
さいごに
いかがでしたか?
なかなか考えることのない階段リフォームですが、簡単にできるリフォーム階段もありますので廊下や玄関の工事の際に思い出してもらえればと思います。