こんにちは!おしゃべり建築士です!
近年の相次ぐ自然災害によって日本に住む方々の防災への意識はとても高くなってきていると日々感じるわたしですが、各家庭に設置が推奨されている『非常用持出し袋』が必要なのか?についてプロの建築士として、考えていきたいと思います。
記事の信ぴょう性
わたしは普段は一級建築士として新築やリフォームに携わっていますが、ボランティアとして活動拠点の広域消防さんの避難訓練に、建築という立場から防災訓練に参加させて頂いており、地域の方々に防災体験を提供しています。
非常用持出し袋の設置基準
そもそも非常用持出し袋はなんのために設置するのかを考えてみましょう。
非常用持出し袋って、地震や台風による災害の発生時、その袋だけを持って避難すれば大丈夫!という存在ですよね?
そもそもあなたの住んでいる家は、なんらかの災害発生時に避難所などへ避難を要する場所、構造ですか?
標高が高く、頑丈な家で、備蓄もバッチリだと言うあなたは家の外へ避難するのですか?
これが設置を判断するポイントです。
自宅に籠城できる場合、そもそも持ち出す必要はありません。
反対に避難が必要だという方はさっそく準備に取り掛かりましょう。
持出し袋に入れておきたいもの
リュックサック
手さげカバンやトートバッグ型の袋を使用する方もいますが、両手が自由に使えるようリュックサック以外はおすすめできません!必ずリュック!!
非常食・保存水
水:ペットボトルは水が痛みやすいので必ず専用の保存水を用意しましょう。
非常食:非常用ご飯やパンを用意しましょう。
非常食や保存水はそんなに必要ありません。多いほうがいいと言う方もいますが食べ物、飲み物については早い段階から自治体による対応が取られます。隙間があれば多めに持っていくイメージで大丈夫です。
手回し発電ラジオ&ライト&充電器
機器本体に電気を蓄電できる商品がおすすめです。多機能な商品がどんどん出てきていますので、機能は多いほうが好ましいです。
カッパ
リュックと同じ理由で傘ではなくカッパを選びましょう。
いざというとき両手が空いているというのは非常に大きなメリットです。
簡易トイレ
自治体により仮設トイレが設置されるまでトイレには非常に苦労します。
ビニール袋となにが違うのかと思う方もいますが、スーパーのビニール袋では周りにとても臭気がもれます。
かならず用意しましょう。
現金
あらかじめ持ち出し袋には現金を入れておきましょう。
カードやキャッシュレス決済は災害時に弱いです。
用意する現金は小銭や千円札で10,000円程度が好ましいです。
防災グッズの揃え方
個別に揃えるととても割高になってしまいますので、ホームセンターの防災グッズコーナーなどにある、一通りまとめられたグッズを購入するのがおすすめです。
かばんごと入手ができますので、余計なことを考えずに必要なものが揃います!
いざという時のために
いざという時のために防災グッズは平常時に使用してみることがとても大事です!
本当に必要となったときに使い方が分からないこともありますので手回しラジオ、カンパンをはじめ出来れば簡易トイレなどのちょっと使用に勇気がいるものについても使ってみることが大切です!
さいごに
防災への最大の備えは、普段から防災意識をもち、家族でしっかりと話し合うことです。
連絡手段や避難場所、職場や学校で被災した際の対策について、たまには家族に声をかけて、話し合ってみませんか?